睡眠歯科について〜院長の加藤がお伝えするセミナーで学んだこと〜
松戸デンタルクリニック院長の加藤陽一郎です。
今回は二日間、Metz先生の睡眠歯科セミナーで勉強をしてきたので、学んだことについてお話ししたいと思います。
Dr. James Metz(Dr. ジェームズ・メッツ)は、アメリカ・オハイオ州で「The Metz Center」を開業している歯科医師で、睡眠歯科医学(Dental Sleep Medicine)の世界的権威として知られています。

近年、歯科医療において「睡眠歯科(歯科睡眠医学)」という分野が大きな注目を集めています。
なぜ睡眠のトラブルに歯科医師が関わるのでしょうか。
その理由は、いびきや「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)」に代表される睡眠呼吸障害の多くが、「上気道(空気の通り道)」の物理的な閉塞によって生じるためです。
就寝時に全身の筋肉が弛緩すると、重力によって舌の根元(舌根)が喉の奥に沈下したり、下の顎が後退したりして気道を狭窄させます。特に顎が後退している骨格の方は、この気道の虚脱(潰れること)が起こりやすい傾向にあります。
さらに、睡眠中の「歯ぎしり(睡眠時ブラキシズム)」や顎の痛み(いわゆる顎関節症:TMD)は、狭くなった気道を開通させようとする「生体防御(代償)反応」として現れているケースが最新の研究で分かってきているようです。睡眠呼吸障害は、持続的な交感神経の緊張を招き、高血圧や代謝異常といった深刻な全身合併症のリスクを高めるとのことでした。
先ほどお伝えしたように、睡眠歯科は歯科医療においてトピックになっています。
ただ、まだ確立されていない分野でもあり、私自身も勉強し始めたばかりなので正直私がクリニックで対応するのは難しいですが、必要があれば対応できる施設をご紹介いたします。




