セメントの脆さ
投稿日:2018年3月30日
カテゴリ:治療
今日はあまり話題にしたことがない「裏層セメント」について。
聞いたことのない単語だと思います。
虫歯などである程度の深さを越えた歯質の欠損が出来た場合、裏層用のセメントを充填した上にコンポジットレジンやインレー(部分的な詰め物)で治療を終えることが一般的です。
つまり、表面的に見える部分に使う材料というよりも、内面に使う材料です。
なぜこの「裏層セメント」についての話を持ち出したかと言うと…。
インレーやコンポジットレジンの下の虫歯はこの裏層セメントの脆さも大いに関係しているからです。
裏層セメントと歯質の接着性はあまり高くなく、インレーやコンポジットレジンの封鎖が破られるとその内部で一気に感染が広がります。
表面の封鎖性がいかに大事か、ということですね。
全体的に難しい話ですいませんでした(笑)
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