人工根管
投稿日:2017年12月15日
カテゴリ:治療
以前に他の先生が行った根管治療の再治療を行っていると、本来の根管とは逸脱した方向にトンネル状に根が削られており充填材が詰められているものを発見することがままあります。
つまり、本来の根管は手がつけられておらず、根管だと思い込んだ場所を切削器具で無理矢理進めているような状態です。
このようなものを”人工根管”といい、当たり前ですが、期待する治癒は見込めません。
それどころか痛みを助長させてしまうことも考えられます。
多くは拡大視野を使わずに”根があるであろう方向”に進めてしまうことで起きます。
ただでさえ、根管治療の再治療での治癒率は悪いのに、人工根管があると…。。
根管治療は過去の治療の影響をモロに受ける治療だということです。
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