隔壁
投稿日:2017年12月8日
カテゴリ:治療
根管治療を行うときに必要不可欠なもの…ラバーダム。
そのラバーダムをかけるときには全周360°に渡って、歯牙もしくはそれに準ずる材料である程度の高さを確保出来ていることが必要になります。
例えばこの状態。
最近、他院で行われた根管の再治療の為に仮の蓋を外したところです。
角度を変えて見てみると、手前の部分が虫歯が取り残されている上に、高さが低くなっているのがわかると思います。
この状態では根管治療中の細菌の侵入を防ぐことは難しくなってしまいます。
なので…
まずは残っている虫歯を綺麗に除去。
で、レジンと言われる材料で補強します。
高さが確保出来ているのがわかると思います。
例えると…
お城の全体をお堀がグルッと囲むようにないと簡単に敵に攻め落とされてしまうようなものですね。(例えた方がわかりにくいというツッコミは受け付けません…笑)
このように細菌の侵入を防ぐ為に作るものを”隔壁”といいます。
これで安心して根管治療に入ることが出来ます。
これらの写真は全て、患者さんの了承を得て掲載しています。
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