移植のタイミング
投稿日:2017年7月25日
カテゴリ:治療
大臼歯と言われる大きな奥歯。
根管治療を施されているケースも多くあり、先日お話したようにその歯が持っていた元々の根管の形から逸脱してしまっていたり根が割れてしまっていたりで予後が必ずしも良くないことが多々あります。
その中でニーズの高まっている親知らずの移植。
ドナー歯となる歯の根の形態にもよりますが、条件を満たせば移植をすることで十分な予後を期待できます。
さて、親知らずの移植のタイミングですが、受容側の抜歯する歯の状態によって変わります。
つまり、即日に移植を行うか後日(抜歯後2週間)に移植を行うか。
受容側の歯を抜歯して後日に移植を行うケースとしては、重度の歯周病になっていたり根の破折が起きていて深い歯周ポケットが形成されている場合などです。
また、移植を行ってから3週間後に根管治療をスタートさせることなど、移植を成功させる為のポイントが多くあります。
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