マイクロスコープで見える範囲

投稿日:2016年10月12日

カテゴリ:治療

根管治療などでとても有用なマイクロスコープですが、器具としてどのあたりまで見えるものだと思いますか?

マイクロスコープは言ってみればものすごく物が大きく見える”眼鏡”でしかありません。

例えば、双眼鏡で遠くを見ることを想像してみて下さい。

直接目で見るのと何が違うでしょうか?

小さくて目で確認しにくものが大きく見える”だけ”ですね。

物陰に隠れているものなど、見えないものが見えるようになるわけではありません。

根の中でも全く同じことが言えます。

では、マイクロスコープで確認できない位置にあるもの(例えば根の先の形状や根の外の病巣の広がりなど)はどうやって状態を把握するのでしょう。

そこで用いるのがCTです。

マイクロスコープ(目視)とCT(目視できない位置の把握)でカバーしながら全体の状況を把握しながら最適な処置方法を決定していきます。

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