歯の2つのセンサー

投稿日:2016年9月20日

カテゴリ:治療

歯の痛み(しみたり、虫歯の痛み)を感じるところは一般的に”歯の神経”として知られている”歯髄”というものですが、歯の神経を処置した歯では痛みは感じないのでしょうか?

患者さんからよく聞かれる質問の一つですが、結果から言うと、痛みを感じます。

神経を処置したのに何故でしょうか?

実は歯には痛みを感じるセンサーが2つあり、1つは前述した歯髄、もう1つは歯と骨の間に介在している”歯根膜”という組織です。

この歯根膜はクッション材のような役割をしており、歯に加わった力が直接骨に伝わらないような作用があります。

つまり、この歯根膜に必要以上な力がかかったり炎症が起きると歯に痛みを感じるのです。

ちなみに歯根膜は、移植においても大切な役割をする組織です。

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