歯の再植 松戸 歯医者

投稿日:2016年8月31日

カテゴリ:治療

今日は歯の再植処置がありました。

移植とは違い、一回抜いた歯を元の位置に戻すので移植と比べて比較的簡単な処置になります。

では、再植はどのようなときにする処置でしょうか。

今回のケースは、元々の処置によって根管が大きく拡大されていた為、根の尖の大きさが規定のものより大きくなっていました。

また、根管治療を行っても歯肉の腫れが引いてこなかった為に外科処置に踏み切ることにしました。

抜歯をして、慎重に根を観察したところ、根の側面に人工的な穴が開いているのが確認できました。

根の尖の大きく拡大された部分と、側面の人工的な穴を処置して元に位置に戻して固定。

側面の穴は少し奥まった死角になる位置にあったのでマイクロスコープでも確認することはできませんでした。

側面の穴が開いていた位置と腫れていた位置が一致していたので、おそらくこれが原因で根管治療でも治癒してこなかったんですね。

何回か根管治療をして症状の変化が全くなければ他に原因があると考えるべきかもしれません。