矯正か移植かの判断
投稿日:2016年8月24日
カテゴリ:治療
大きな奥歯が抜歯の選択肢の可能性が強い場合、その後の歯を補う処置について考えるとき、どのような方法があるでしょうか。
まず、保険診療で出来る処置。
ブリッジ、義歯、親知らずの移植。
自由診療まで枠を広げて考えると。
インプラント、矯正(後方の親知らずが残存している場合)。
どれがベストかは患者さんが何を求めているかで変わってきます。
その中で今回は矯正と移植についての比較をしてみましょう。
移植は一回ドナー歯である親知らずを抜歯して移植先に持っていくので、中の神経は死んでしまうことにより移植先で根管治療が必要になります。
それに対して矯正は神経を残存させたまま歯を移動するので矯正後も基本的には根管治療は必要ないといえるでしょう。
一般的には神経が残っている歯の方が予後はいいと言われているので、その辺りまで考えた選択もするとよいでしょう。
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