積極的な治療をとるかどうか

投稿日:2016年7月28日

カテゴリ:治療

定期的に痛んだり、腫れたりするけどレントゲン撮影してみると中の状態があまりよくなさそうに見える場合。

このようなケースではとても悩みます。

レントゲン写真だけで全ての状況がわかるわけではないので(むしろ参考程度といった感じかもしれません)、例えば以前に根管治療を受けていてメタルコア(金属の土台)の上にメタルクラウン(金属の被せ物)が入っているものではコアまで除去してみないとどれだけ歯質が残っているか、破折していないかなどはわからないことが多いものです。

このとき、積極的な治療介入をして土台まで外してしまえば、中の状況が悪かったときは抜歯が第一選択になる可能性も大きいのです。

そのあたりは患者さん本人のご希望を聞きながら介入するべきか否かを判断することになります。