接着剤(セメント)の残存
投稿日:2016年7月22日
カテゴリ:治療
詰め物や被せ物は歯科用のセメントで接着します。
ちょうどいいセメント量を塗布して接着するのは不可能だし、万が一足りない場合は脱離や破折のリスクになるのでしっかりと塗布して接着させます。
当然、接着した後には余剰のセメントが溢れ出てくるのである程度固まったタイミングで除去することになります。
しかし、このセメントを綺麗に除去するのって意外に大変なものです。
特に、被せ物のときは全周に渡って余剰セメントが存在し、かつ、歯肉の下に入っている場合も多々あります。
歯周ポケットにセメントが残存してしまえばその部分で炎症が起き、腫れなどのリスクになります。
このようなことが起きないように、裸眼で確認しにくい箇所などはマイクロスコープで確認する場合もあります。
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