痛みの所在の判定

投稿日:2016年5月20日

カテゴリ:治療

歯の痛み、左右の歯で混同することは少ないと思いますが、上下の歯で混同することは少なくありません。

診断をしっかりせずに、患者さん本人が痛みの原因だと訴えている部位をそのまま治療に入ってしまうと痛みが取れない…じゃあ、隣の歯が原因かと治療したけどまた痛みはそのまま…。

このような状態でセカンドオピニオンで来院される方もいらっしゃいます。

その際は、すでに治療を受けている部分の精査も当然必要になりますが、反対側の歯の精査もしっかりすることが重要です。

反対側の歯が明らかに原因だと確信できれば別ですが、確定診断が下せない場合はあまり積極的に新しい歯を治療しない方がいいと私は思っています。

確定診断を下せないままに、”勘”で治療をして行くと手詰まりに陥ってしまうことがあります。

患者さんの感覚とドクター側の見解、両方をしっかりと考慮して治療を進めなければいけませんね。