縫合の大切さ
投稿日:2016年4月18日
カテゴリ:治療
抜歯をした後、歯根端切除術をした後など、あらゆる外科処置には縫合がつきものです。
この縫合、単純なように見えて実はとても奥が深いものです。
使う糸の種類から太さ、針の断面の形状から大きさ、色々な種類のものがあり、縫い方も一様ではありません。
粘膜を単純に元の場所に戻すことを目的としたときの縫い方、ずらした場所に保持しておくことを目的とする縫い方など、とても繊細なものです。
縫合で扱うものは当然、粘膜ですが、それ故に縫合の善し悪しが外科処置後の治癒の程度に直結していることは想像に難くありません。
それに伴って、粘膜に入れる切開線の選択(例えば切開部位への血液供給を考えたものなど)も治癒に大きく影響を及ぼすものになります。
■ 他の記事を読む■