根管治療を中断してしまうと

投稿日:2016年2月22日

カテゴリ:治療

先日の林修先生のテレビでもやっていましたが、抜けた歯をそのままにしておくと周りの歯が寄って来て隙間を埋めようとします。

顕著に現れるのが、噛み合う反対の歯が下あるいは上に移動してくるものです。

実はこれは根管治療の中断でも起こり得ることです。

根管治療の際には歯に(厳密に言えば歯根膜に)刺激を与えないよう、反対の歯と当たらないようにある程度歯を削って落としておくのが一般的です。

つまり、根管治療の途中では歯が噛み合っていないので状況的には歯が抜けたまま放置しているのと同じなのです。

この状況が長く続けば噛み合う反対の歯は下あるいは上に移動してしまいます。

そうすると、いざ根管治療を再開して被せ物を入れようとしたときに被せ物を入れるスペースが少なくなってしまいます。