限りある治療できる回数

投稿日:2016年2月16日

カテゴリ:治療

1本の歯について、虫歯になり再治療を繰り返す基本的な過程を考えてみましょう。

1 小さな虫歯になりプラスチックの詰め物で処置

2 プラスチックの詰め物の際から虫歯になり型取りする詰め物で処置

3 詰め物の際から虫歯になり、範囲が広くなって被せ物で処置

4 被せ物の際から虫歯になり、神経まで虫歯が広がって神経の処置

5 被せ物の際から感染が広がって根尖病巣ができて再根管治療

6 再根管治療の繰り返しで残っている歯が少なくなって行く

7 根管治療ができないところまで歯がなくなったり、歯が割れて抜歯

おおまかな流れはこのようなものでしょうか。

このように、歯は限りなく治療ができるものではありません。

私たちの使命はこの流れのどこかで再治療の連鎖を断ち切ることです。

詰め物や被せ物は数年に1回替えないといけないものではありません。

適切な処置と適切なケア(セルフケアとクリニックでのケア)で守ることができるものなのです。