根管治療の成功とは

根管治療において、成功した、という状態はどのようなときでしょうか。

一般的には、症状や腫れが出ていればそれが落ち着くことがわかりやすいかと思います。

しかし、症状や腫れが落ち着くだけでは、必ずしも根本的な解決になるとは限りません。炎症は、症状が落ち着いていても火種がくすぶっているからです。

少し難しい話になりますが、根管の中の細菌数を減らすことで細菌の連鎖を断ち切ることが必要になります。

私たちが触ることができるのは”基本的には”根管の中だけで、根の先の病巣は生体の免疫力で治癒に向かいます。

その根管治療でも治すことができない程に大きな病巣があったり、なんらかの理由で根管を触ることができないときには根の先の方から治癒を促すような処置を行うことがあります。