ブラキシズムのチェック

投稿日:2024年6月23日

カテゴリ:勉強会

ブラキシズムとは、強い噛みしめや下顎の滑走運動を発現する咀嚼筋の活動のことです。

この際、上下の歯の異常な接触は筋活動を増強させてしまい、臨床的に問題を起こしてしまうことがあります。
睡眠ブラキシズム時の奥歯の異常な接触は筋活動を最大化させてしまう要因となります。

しかし、一般的には睡眠時の顎の動きは口腔外では再現することがほぼ不可能であるため、口腔内での直接的な観察や口腔外での模型上での観察も正確な情報とは言い難いものになります。

その点、このブラックスチェッカーは薄いシート状のマウスピースを口腔内に装着した状態で寝ることで、実際の睡眠ブラキシズム時の接触を知ることができます。

これが製作して頂いた下の歯のブラックスチェッカー。

これが一晩装着したブラックスチェッカー。

二晩装着したもの。

両側の犬歯にかなり空いている部分が確認できます。

これは来月の咬合セミナーの宿題なので、上の歯のブラックスチェッカーも行なって解析していきたいと思います。