根管治療中断のリスク 松戸 歯科医院

投稿日:2015年6月6日

カテゴリ:治療

症状が進行してしまった場合の根管治療は他の治療に比べると、治療期間が長くかかることが多くあります。

患者さんからすると、同じような治療が繰り返されることに加えて、痛みや腫れが元々ない場合は、処置が進んでいるのを実感しにくいかもしれません。しかし、この根管治療、中断するとけっこう大変なことになります。

通常、根管治療の途中で使用する蓋は、簡易的な物で、あまり長い期間置くと隙間から唾液などが侵入して感染を助長することになってしまいます。これは、治療の進行を妨げるのみではなく、長期間放置しすぎると治療不可能になり抜歯に至ることもあります。

また、根管治療中は、向かい側の歯に当たらないように少し削ってあることが多いので、上下の歯の隙間が埋まってきてしまい、被せ物を作るスペースが減ってきてしまいます。これも、あまりに長い期間放置すると十分な被せ物をセットできなくなる可能性もでてきてしまいます。