コンポジットレジン(小臼歯)

投稿日:2019年10月17日

カテゴリ:治療

この間は大臼歯におけるコンポジットレジン修復についてご紹介しました。

今回は小臼歯での治療過程をご紹介します。

基本的には同じですが。

レントゲン上で虫歯を確認したので、真ん中の歯にある金属を外してコンポジットレジン修復を行うことにしました。

虫歯の除去が終わったところです。

例えばここからセラミックのインレー修復を行う場合は、残存歯質の切削が多少なりとも必要になります。

コンポジットレジン修復の場合、これ以上の切削が必要ないのでここから充填スタートです。

ラバーダム防湿(緑のシート状のものです)は今では根管治療で知られていますが、もともとはこういった充填のために使われていたのが始まりらしいです。

唾液や呼気に含まれる水分は接着の天敵です。

まずは隣の歯と接触する部分の充填の準備。

ぴったりと適合よく器具が入っているのを拡大視野で確認します。

接する部分の充填が終わったところ。

咬む面に充填していきます。

ラバーダムを外して、咬み合わせの調整と研磨を行って終了です。

このように、器具をしっかりと丁寧に使えば適合よく充填することができます。

インレーをコンポジットレジンに置き換える処置は自由診療になりますので、費用はこちらを参考にして下さい。

 

写真は全て患者さんの了承を得て掲載しております。