延命処置の是非
投稿日:2018年7月19日
カテゴリ:治療
例えばある歯が、ほとんどの先生が抜歯を選択するような治療不可能な状態にある場合。
患者さんとしては、「出来るだけ歯を残して欲しい」と思うのも当然かと思いますが、医学的に明確な根拠がなく”ただ”歯を残すような選択をすることに果たして意味があるでしょうか。
確かに、1年や2年、歯をそこに残すことは出来るかもしれません。
しかし、それは単なる「賭け」であって、予後は全く期待できないものになってしまいます。
賭けに勝てば名医、負ければ…というのではあまりに悲しいではありませんか。
しっかりとその歯の状態を判断し、必要な処置を選択する(それが抜歯であったとしても)ことが医療というものだと思います。
…とは言え、最終決断は患者さんご自身なので、私はこのようなお話をするだけですが。
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