補綴物のセット2

投稿日:2016年11月8日

カテゴリ:治療

昨日は補綴物のセット時の注意する点について少しお話しましたが、セットした後にもまた大事なことがあります。

補綴物は歯科用接着剤(セメント)でセットすることはお話しましたが、セット物の内面に塗布したセメントは余剰なものが縁からはみ出てきます。

セメントが硬化したあとにその余剰な部分をしっかりと除去する必要があります。

頬側や舌側の余剰セメントは見える位置にあるので除去は容易ですが、歯と歯の間の部分の余剰セメントを綺麗に除去するのは意外に難しいものです。

基本的にはフロスを使って除去しますが、セメントの欠片などが残存する場合もあるので歯と歯の間に合った大きさの歯間ブラシを使わなければいけないこともあります。

この余剰セメントの残存は歯茎の腫れ、ひいては痛みを引き起こす可能性もあるので確実な除去が求められます。

■ 他の記事を読む■