治療用器具の根管内破折

根管治療に使う器具の先端の直径は1mm以下です。

とても細い器具で細い根管の中を拡大しながら綺麗にしていきます。

その際、器具に無理なストレスがかかると先端部分が破折して根管の中に残ってしまうリスクがあります。

この器具の破折により痛みなどが必ずしも出るわけではありませんが、治療後の痛みや腫れなどの原因の一つになり得るのは間違いありません。

痛みなどの原因になっている場合は当然ですが、器具の除去をしなければいけませんが、破折している場所や深さなどによっては歯の切削量が多くなりすぎる為に大きなリスクを伴うことも十分に考えられます。

そのようなときは根管治療のみではなく、次の手まで考えた上で処置に入る必要があります。