親知らずが原因の虫歯2

投稿日:2015年10月13日

カテゴリ:治療

下の親知らずは横を向いている場合が多く見られます。

このとき、基本的に親知らずの頭が手前の歯の方に向いていますが、その親知らずと手前の歯の隙間にものが入るような状態であるとき、親知らずが虫歯になるだけではなく、手前の歯の奥側の側面も虫歯になりやすい状態になっています。

この、”側面から”の虫歯は、実は進行がとても早く、かつ、神経までの距離が近いので神経の処置が必要になるリスクが高いのです。

しかも、虫歯になっている場所は多くの場合、歯茎の下で、位置的にも治療を行う器具が入り難いので、処置も難しくなります。

なので、特に下の親知らずを抜く際にはその当日には出血などで見えないことが多いですが、後日、目で確認をしたり、レントゲン写真を参考にしたりして見落としがないように心がけています。