デジタル技術を用いたダイレクトブリッジ
投稿日:2024年12月21日
カテゴリ:治療
最近実用化されたシステムについてご紹介したいと思います。
近頃は歯科の世界にもデジタル技術が応用されてきています。
その中でも今回は、光学印象といって、従来は粘土のようなもので歯型を採っていたものをデジタルで歯型を読み込むシステムを使った治療方法を紹介したいと思います。
まず、デジタルで歯型を読み込みます。(上の写真は今回の模型のものではなく、参考写真です)
そのデータを技工所に送り、コンピューター上で作りたい歯のデザインを作製してもらいます。
そして、歯型のデータから3Dプリンターで模型を出力してもらい、ダイレクトブリッジが簡単に作れるような器具も作製してもらいます。
言葉では伝わりにくいかと思うので、実際の写真(練習用模型)を使ってご説明します。
これが、3Dプリンターで出力した歯型の模型です。
模型と器具の間にコンポジットレジンを充填することで、容易にダイレクトブリッジを作製することができるような透明な器具も作ってもらいます。
このように、透明な器具の内側にコンポジットレジンを流し込みます。(ケースによっては歯に器具をセットしてから流し込むこともあります)
その上からしっかり保持した状態で光を照射します。
ある程度固めてから器具を外すと、ダイレクトブリッジの完成。
この後、多少バリが出ているところなどを形態修正したりして完成になります。
従来のダイレクトブリッジに比べるとかなり時短ができます。
この治療法は、当院では既に施術可能な器材は揃っているのですが、費用設定などまだ未定なので、決まり次第ホームページでお知らせしたいと思っています。
■ 他の記事を読む■